飲食店の集客・販促の成功事例「Jyo-renコラム」
飲食店の集客・販促の成功事例「Jyo-renコラム」
「第1回:あなたのお店に営業本部長は存在するか?」
今回で2回目の、常連客を、作る、育てる為にどんな取り組みをするのかを実際に飲食店で行っている実例を紹介してゆく「jyo-renコラム」です。。
前回は四天王のお話をしましたが、四天王は次への高みへと変化します。それが、営業本部長です!
「神様から部長へ」役職だけ見れば上がったように見えませんが、お店にとっては、とても有りがたい常連客なのです。
四天王は、1ユーザーとして、お店を楽しまれる常連客でした。その四天王は自分で楽しむ為に、そしてどこかで思っているのです。みんなに自慢したい・・・。理由を見つけては店に来たいのです。そこで、誘います。飲み友達から始まり、恋人、家族、同僚、取引先など、色々な人に、機会があるたびこう言います。
「いい店があるんですよ~この後飲みに行きません?」なんて具合です。
もう分かりますよね。いつの間にかお店の営業マンなってくれているのです。これが、「口コミ」と呼ばれるものの原点ですが、そこでもお店のマスターはちゃんと公言します。
「うちの営業本部長の○○さんです」
「営業マン」ではなく、「営業本部長」言葉遊びのひとつかもしれませんが、これも、言われて嫌な気にはなりませんよね?「営業マン」の響きよりは断然こちらの方が良いですしね。このお店、小さなカウンターだけのお店で、おしゃれで、バーです。「営業本部長」や「四天王」など、お店のイメージと合わない言葉が飛びあいます。違和感ありますよね?違和感があるという事は、記憶に残りやすいのです。
営業本部長は頑張ります。お店から強要されたわけでもなく。お客様を連れて来てくれます。なぜなら、自分が楽しむ為と、「営業本部長」だからです。
お店からすると、「営業本部長」と「四天王」では、営業本部長の常連客の方が同じ常連客でもお店に対しての貢献度は高くなります。そこで、名称は別問題として、マスターは顧客ピラミッドの階層をひとつ増やしたわけです。
同じ常連客でも、区別する事によって、顧客管理をしやすくしたのもあったと思いますし、お客様を連れて来て下さる常連客に、お礼と感謝を込めての、「四天王」とは違う「営業本部長」という名をお客様に付けたのだと思います。
今まで出てきたこの2つのネーミングも実は常連客との会話から生まれたものです。
少し前に「仏女」と呼ばれる女性がはやりましたよね?このお店の常連客にも「仏女」がいました。その会話の中で、常連様同士、私は○○が好き、あなたは、○○な感じがするなど、神様の名前を付けた所から、はじまり、それが、「四天王」に定着しました。
「営業本部長」もこのお店が好きな、常連客である。とある会社の社長さんが、事あるたびにお店を使ってくれて、マスターがお礼を言うと。「おれはこの店の営業本部長だからな!」と言ったところからスタートしています。
事件は現場で起きている!では無いですが、目の前の常連客は売り上げだけでなく、販促のネタから、上手いネーミングまで教えてくれる存在です。
そんな常連客を増やすと陥りやすい罠も存在します。今度は、常連客で評判を落としてしまったお店の実例を紹介です。